必見!お悩み解決アンカースクリューのこんな使い方


不定期ではありますが、デュアル・トップオートスクリューの便利な使用方法に関して,ユーザーの先生方より頂戴しましたアイデアを随時ご紹介をしてまいります。

先生方の日頃の臨床にお役立ていただけましたら幸いです。

第1回目は、G1スクリューを使用した頬側粘膜へのエラスティックチェーンの喰い込みを防ぐ方法を銀座アベニュー矯正歯科院長 野寺義典先生にご紹介いただきます。


日常臨床において、処置内容が煩雑になることは肉体的、精神的に多くのストレスを感じることにつながります。

そこで、つねに「シンプルになる」ことを意識し、日々の臨床に臨むよう心がけております。

歯科矯正用アンカースクリューが販売され始めてから、様々なメーカーの多様な種類のものを使用して参りました。

現在は、G1スクリューのΦ1.6mmの6mmと10mmの長さのものを使用しております。G1スクリューは、歯科矯正用アンカースクリュ-の構造が、スクリューヘッドと、スクリュー本体だけからなる、極めてシンプルな構造であるといえます。

ヘッドの下皿がないため、埋入しながら、埋入深度を容易にコントロールでき、幅広い用途に使用することが可能です。

埋入深度が浅いとスクリューヘッドが歯槽粘膜から離れるため、アンカースクリューから、牽引する場所(作用点)までの距離があってもエラスティックチェーンが粘膜に食い込むのを避けることができます(図1)。

一方、埋入深度が浅いことは、頬粘膜にあたり違和感が強くなりますが、光重合型の仮封剤(矢印)でヘッドを覆うことで粘膜への違和感は解消されます(図2)。

G1スクリューの埋入に際し、埋入方向は、牽引する側と逆方向にやや傾けることでスクリューが脱離しにくいように工夫しております(図3)


口腔内清掃管理においても、G1スクリューは、下皿がないため、プラークの滞留が少なく、スクリューヘッド周囲(とりわけ、ヘッドの溝)の清掃さえ気を付ければ、容易に口腔衛生状態を良好に維持することができる点も優れた特徴の一つです(図4)。

G1スクリューのヘッドは、十字の溝が彫られており、スクリューヘッドにゴムチェインを引っかける際にこの溝を上手く活用することで臨床の選択肢を広げることができます。

スクリューヘッドにゴムチェインの輪を直接かけると、ゴムチェインが牽引される力によって粘膜上に滑り、食い込みを起こします。

そこで、スクリューヘッドの溝を牽引する方向に直行するように埋入しておくと、溝の牽引側にゴムチェインがかけられ、滑り落ちることなくヘッドにかかったままの状態で維持することができます(図5)。

ブラッシングの際に、パームグリップでストロークを大きく動かしてしまうと、ゴムチェインがヘッドから外れてしまうことがあるため、ゴムチェインをかけたスクリューヘッドの上から、光重合型仮封剤でカバーすることで、ヘッドに引っかけたゴムチェインが外れる心配もなくなります。

G1スクリューは構造がシンプルであるため応用範囲が広く、これからも永く臨床のパートナーとしておつきあいをしたいと思います。


製品仕様



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